○議長(
上野宏) ご異議なしと認めます。よって、「
議員提出議案第1号」は原案のとおり可決いたしました。 続いて、
今期定例会で受理した陳情についての決定を行います。 お諮りいたします。
総務常任委員長報告、「
陳情受理番号第11号、
学校統合に係る
スクールバスの
運行委託についての陳情」は
継続審査。
産業建設常任委員長報告、「
陳情受理番号第12号、「
国産材政策に関する
意見書」採択を求める陳情」は採択。
教育民生常任委員長報告、「
陳情受理番号第6号、
中村市立武道館建設についての陳情」は趣旨採択、「
陳情受理番号第7号、
具同保育所の
施設面(
保育所新設)についての陳情」は
継続審査、「
陳情受理番号第8号、
具同保育所の
施設面(
園舎新築)についての陳情」については
継続審査、「
陳情受理番号第9号、
具同保育所の
施設面(現
保育所施設の改善)についての陳情」については
継続審査、「
陳情受理番号第10号、「
義務教育費国庫負担制度の堅持に関する
意見書」採択を求める陳情」については採択、「
陳情受理番号第13号、「
義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める陳情」はみなし採択。 以上、
委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上野宏) ご異議なしと認めます。よって、以上陳情8件については
委員長報告のとおり決しました。 次に、6月
定例会より
継続審査の陳情並びに
所管事項の調査について決定を行います。
教育民生常任委員長報告、「
陳情受理番号第7号、
中村市立四万十
武道館建設についての陳情」は
取り下げ許可、「
陳情受理番号第2号、
具同保育所の
施設面についての要望」は
取り下げ許可、
所管事項の調査については、各常任
委員長報告並びに議会運営
委員長報告は
継続調査。 以上、各常任
委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上野宏) ご異議なしと認めます。よって、以上の案件は各
委員長報告のとおり決しました。 次に、個人情報保護調査特別
委員会並びに
市町村合併推進特別
委員会の中間報告についてはこれを了承し、引き続きご努力をお願いしたいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上野宏) ご異議なしと認めます。よって、個人情報保護調査特別
委員会並びに
市町村合併推進特別
委員会の中間報告についてはこれを了承し、引き続きご努力を願うことに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
上野宏) 日程第3、「
意見案第1号、
介護保険制度実施に伴う
介護サービス基盤の
充実強化を求める
意見書」について、
提案理由の説明を求めます。 北澤 保議員。
◆4番(北澤保) 2000年4月から実施されました介護保険制度が来年度、15年度に
見直しが予定されております。私も一般質問の中で質していきましたように、具体的な運用面では自治体がその責務を負いながら、自治体においては予算的措置並びに裁量権がなされておりません。そういった問題点を一つ一つ解決していくために、以下5点について改正するように要求を掲げております。 その1つは、介護保険制度に対応した十分なサービスを提供するため、施設整備や人材の育成・確保など、基盤整備のために財政措置を行うこと。 2つ目には、財政運営について、その1つ目として、市町村の基盤整備を促進しつつ、住民の安心に資する観点から、介護保険料に一定の基準を設け、財源整備は平等性確保の見地から、国が自らの責任で行うこと。2つ目に、低所得者に係る保険料や利用料の負担について軽減措置を講じること。3つ目に、必要なサービスが受けられなくなったり、利用が削減されたりする場合は、従前のサービス水準を保障するための財政的な措置を拡充すること。4つ目に、市町村介護保険事業計画や老人保健福祉計画を円滑かつ着実に実施できるよう、財政措置を十分に配慮すること。 そして、3つ目には要介護認定についての公平・公正な審査判定ができるように、要介護認定に係る実行上の課題について適正な対策を講じること。 そして、4点目には、市町村の事務処理については、実行上の課題について適正な対応を講じること。また、主要
事業費についても十分な措置を講じること。 5点目には、介護保険制度に関する国民に対して的確な広報活動を行うこと。 以上、地方自治法第99条の規定により
意見書として提出をいたします。よろしく議員の皆さんの賛同を得たいと思います。
○議長(
上野宏) 以上で「
意見案第1号」
提案理由の説明を終わります。 「
意見案第2号、
奨学金制度の拡充を求める
意見書」について、
提案理由の説明を求めます。 猿田 勉議員。
◆17番(猿田勉) 「
奨学金制度の拡充を求める
意見書」の
提案理由の説明を行います。 長引くリストラや給与カットなどにより、所得の消失・大幅減少などを強いられている世帯が数多く発生している。そのため、高校・大学を中退したり、大学等への進学を断念するケースがここ数年高水準で推移をしている。日本育英会を中心とした我が国の公的
奨学金制度における貸与人数も、平成10年度の約50万人から平成14年度には約80万人まで拡大しており、平成11年度開始の新有利子奨学金「きぼう21
プラン」の貸与人数枠も、平成14年度には10年度の約4倍の39万人になり、また、「緊急採用
奨学金制度(保護者の失業・死亡・事故等家計急変があった場合に無利子貸与)」も、随時申し込み可能となるなど、年々充実していたところである。 日本育英会は、平成13年12月閣議決定の特殊法人等整理合理化計画により廃止が決定されたが、我が国の
奨学金制度は、大学生総数の約2倍規模の奨学金を提供している英国や、国と民間が多種多様な奨学金を提供している米国等と比較して、さらなる制度の充実が必要であり、日本で学ぶ留学生や就学生への公的支援の充実をもって図るべきである。 よって、国においては、教育の充実こそ最優先すべき未来投資であることを認識し、以下の施策の早期実現を図るよう要望する。 1、大学・短大・専門学生等への
奨学金制度、特に無利子を抜本拡充すること。2、高校・専門学校・大学等への進学時入学資金を対象とする
奨学金制度を創設すること。3、海外留学希望者への奨学金を創設すること。4、留学生・就学生への学習奨励費の拡充に努めること。 以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
上野宏) 以上で「
意見案第2号」の
提案理由の説明を終わります。 「
意見案第3号、
義務教育費国庫負担制度の堅持に関する
意見書」について、
提案理由の説明を求めます。
宮本博行議員。
◆8番(
宮本博行) 読み上げて
提案理由の説明に代えさせていただきます。 「
義務教育費国庫負担制度の堅持に関する
意見書」。
義務教育費国庫負担制度は、教育の機会均等とその水準の維持向上を図るための制度として定着しており、現行教育制度の根幹をなしている。また、教科書無償給付制度も憲法26条「義務教育はこれを無償とする」という理念のもと実施されてきたものである。 しかしながら、国においては、1985年以降、段階的に
義務教育費国庫負担制度の
見直しを進め、先頃の地方分権改革推進会議の中間報告では、義務教育費国庫負担金の一般財源化の方向にも言及したうえで、公立学校教
職員給与費負担など国の関与の
見直しについて提言され、また経済財政諮問会議でも、国庫補助負担金の数兆円規模の削減を目指すという方向が打ち出されるなど、今後の推移が大いに懸念されるところである。 現在高知県では、「第Ⅱ期土佐の教育改革」の取り組みが進められているところであるが、財政基盤の弱い地方において、教育の機会均等というナショナルミニマムを国が保障し、教育水準の維持向上と地方財源の安定を図るということは必要不可欠である。 よって、国においては、かかる実情を充分に踏まえ、本制度が引き続き堅持されるよう要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。以上、議員各位の賛同、よろしくお願いします。
○議長(
上野宏) 以上で「
意見案第3号」の
提案理由の説明を終わります。 「
意見案第4号、
国産材政策に関する
意見書」について、
提案理由の説明を求めます。 渡辺 稔議員。
◆9番(
渡辺稔) それでは「
意見案第4号、
国産材政策に関する
意見書」の
提案理由の説明をいたします。 森林・林業の現状は、
輸入外材の
急増等に伴う
国産材需要の減退・木材価格の極端な下落、生産コストの増大等による採算性の悪化で、
林業生産活動は停滞し、林業経営は存亡の危機に直面している。他方、地球温暖化防止等、森林の有する多面的機能に対する期待は高く、京都議定書で定められた二酸化炭素削減目標達成のためにも、森林整備の推進が強く求められている。 よって、国においては、森林・林業政策の確立に向け、下記事項について早急に実現するよう要望する。1、「森林・林業基本法」の基本理念に基づく「森林林業基本計画」完遂のための施策確立に取り組むこと。2、8割強を外材が占める国内木材需給バランスを、国産材供給を基軸としたものに改善するための外材輸入抑制対策を講ずること。3、生産コストの増大による生産活動の停滞を改善するため、林業経営並びに
林業生産活動に関わる
所得向上対策を講ずること。4、輸入材価格に左右されない国産材価格形成対策を講ずること。5、上記4項目の実現に向けた財源確保のための措置を講ずること。 以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出いたします。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
上野宏) 以上で「
意見案第4号」の
提案理由の説明を終わります。 お諮りいたします。 「
意見案第1号」から「第4号」については、質疑、
委員会付託、討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上野宏) ご異議なしと認めます。よって、「
意見案第1号」から「第4号」は、質疑、
委員会付託、討論を省略し、直ちに採決することに決しました。 これより
意見案について採決を行います。 お諮りいたします。 「
意見案第1号」から「第4号」の4件は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上野宏) ご異議なしと認めます。よって、以上
意見案4件は原案のとおり可決いたしました。 ただいま
意見案が議決されましたが、その条項、字句、数字その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
上野宏) ご異議なしと認めます。よって、整理を要するものについては、その整理を議長に委任することに決しました。 以上で
今期定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。 閉会前に市長より挨拶の申し出がありますので、お聞き取りを願います。 澤田市長。
◎市長(澤田五十六) 閉会に当たりましてお礼を申し上げます。
今期定例会は、会期中夏季国体や中村宿毛道路開通式を挟みまして、長期間の議会となりました。どうもご苦労さまでございました。 皆さんには補正予算など28個の議案につきまして、それぞれご審議の上適切なご決定をいただきまして感謝申し上げます。 夏季国体のボート競技は、中村市にとって文字通りゼロからのスタートでしたけれども、幸い天気に恵まれまして無事終了することができました。懸命にオールを漕ぐ選手の皆さんからは、勝者敗者の区別なく大きな感動をいただきましたし、選手・役員など来市された方々には、四万十川はもとより中村市のよい思い出を胸にそれぞれ帰っていただけたものと思っております。大会関係者を始め多くの市民のボランティアの協力に改めて心から御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。 今月は13日に中村宿毛道路が、16日には高知自動車道伊野・須崎東間が開通しまして、高知県西南部にも徐々に高速道路網が伸びてまいりました。しかし、ご承知のように採算制という地方の実情を無視した中央の論理により、今後四国が計画どおり8の字ルートで結ばれるかどうか、予断を許さない昨今の状況となっております。四国西南地域住民の悲願であります四国横断自動車道と一体となる高速交通網の早期実現に向けて、今後とも市民、市議会の皆さんのより一層のご支援、ご協力をよろしくお願いしたいと思います。 また、
市町村合併も10月からは2回目の地区
説明会を予定しております。12月までの法定協議会設立に向けまして、関係市町村との協議を鋭意進めてまいるつもりでございます。 季節はすがすがしい時期となってまいりましたが、夏の疲れが出やすい時期でもありますので、皆さんにはお体に気をつけられ、元気でご活躍をいただきたいと思います。本当にお世話になり、ありがとうございました。
○議長(
上野宏) 以上で市長の挨拶を終わります。 私からも国体関連、いろいろ皆さんにご協力いただきましてありがとうございます。お礼を申し上げまして、これにて平成14年9月
中村市議会定例会を閉会いたします。 どうもご苦労様でございました。 午後2時27分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
中村市議会議長
中村市議会副議長
中村市議会議員
中村市議会議員...